複数の施設を管理するエリアマネージャー
エリアマネージャーとは
エリアマネージャーとは、いくつかの介護事業所を運営している企業に存在するポジションです。複数の施設を任され、施設の様々な改善提案や管理をしていく仕事です。複数ある施設の管理を行うだけあって経験豊富な人材がこの役職に就くことが多く、施設長経験者等がキャリアアップをしてエリアマネージャーになるケースも多いようです。
各施設を俯瞰的に見渡し、気付いたことなどに対して指摘や対応をしていく必要があります。本部からは、様々な施策や要望も出てきます。本部と各施設の両方に対してうまく対処していくコミュニケーション能力が求められます。本部と各施設間の「橋渡し役」といった立場となります。そして、より良い施設環境づくりや施設の円滑な運営をしていくための提案力や調整力も求められます。ですので、介護業界の経験があるに越したことはありません。介護職の経験や施設長の経験を持っていることでより仕事に活かしていくことが可能となります。それでは、エリアマネージャーの仕事内容をご紹介します。
各施設の労働環境整備などの仕事
エリアマネージャーは複数の施設を任されますので、各施設の様々な管理をしていくことが必要となります。各施設で本部からの指示や施策がきちんと実行されているかなどのチェックもしていくことになります。各施設へは月に数回訪問します。もちろん、現場まで指示や施策を届けて行動に繋げて行くためには、施設長との連携も欠かせません。施設長とも力を合わせてより良い環境づくりをしていきます。併せて、各施設のスタッフとのコミュニケーションをとっていくことで、労働環境を把握し理解していきます。基本的には施設長がスタッフ管理をするのですが、エリアマネージャーとしても積極的な関わり合いを持つことで、現場の問題点や改善点も見つかりやすくなります。さらに、話し合いをし、施設全体で解決していきます。内容や状況によっては、本社に直接現場の声を届けるという大事な仕事もあります。現場でしか見つからないこともありますので、現場の声を届け、施設のサービスや質の向上のための改善や提案に繋げていく必要があります。
コミュニケーションをとる仕事
エリアマネージャーの重要な仕事には、施設利用者の方々のお話を伺うということもあります。利用者の方々からの要望や日々感じておられること、不便だなと感じていることなどを直接お聞きし、把握します。そして、改善して現場に活かしていくことで、サービスの向上に繋げていきます。
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